はじめに
RDNA4、RX9070XTを搭載した自作PCの環境構築をAIエージェントに任せてみたお話です。
このブログ最初の記事ですが、AIをローカルで動かすための環境構築はAIエージェントに任せても良いと思える結果の報告です。
いきなりこういったブログが必要なくなりそうな内容なのですがそういう時代が来たということで・・・
自作PCのパーツを交換してWindows11をクリーンインストールした直後の環境に、Antigravityだけをインストールした状態で
ComfyUIを導入していきます。
全体の流れ
Antigravityにクリーンインストール直後の状態です、現在開いているフォルダにComfyUIを導入してください。といった要望を伝えると
nvidia-smi
コマンドでGPUの種類を判断し、自分はRadeonを使用しているので、ComfyUIをCPUで動作するための環境構築の提案をしてきました。
RadeonのGPUを使用している事、ROCm7.xxを使うためにPython3.12環境で構築してほしいと伝えるとプランの修正をしてくれました。
以後git、python、の取得、仮想環境の構築、ROCm回りのライブラリの導入、ComfyUIのインストールまで完璧な内容でした。
自分は既に手動でのROCm7.xxとComfyUIの環境構築コマンドをまとめていましたがほとんど同じ内容でしたので任せても良いと思いました。
ComfyUIのgit以降を手動で入力しても環境構築可能になっています。
Antigravity, git, pythonのインストール
Antigravityの導入は別記事にまとめるので、ここでは割愛します。
gitインストール
winget install --id Git.Git -e --source winget --accept-source-agreements --accept-package-agreements
python3.12インストール
winget install --id Python.Python.3.12 -e --source winget --accept-source-agreements --accept-package-agreementsComfyUI, ROCm, Torchのインストール
ComfyUIのインストール
git clone https://github.com/comfyanonymous/ComfyUI.git
このコマンドが失敗。gitとpythonを取得したそのままのターミナルで実行したのでPATHが通っていなかったです。
失敗を受けてAIの修正コマンド
$env:Path = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable("Path","Machine") + ";" + [System.Environment]::GetEnvironmentVariable("Path","User"); git clone https://github.com/comfyanonymous/ComfyUI.git
見たことないプレフィックスを付けて本来ならターミナルの再起動が必要な所を強引に突破
以後pythonの前に上記のプレフィックスがついてますが省略
python仮想環境の作成
cd ComfyUI
python -m venv .venv
pip更新
python -m pip install --upgrade pip
ROCm7.xxのインストール
公式のインストールコマンドはこちら
AMD ROCm 公式インストールガイド
pip install --no-cache-dir ^
https://repo.radeon.com/rocm/windows/rocm-rel-7.2.1/rocm_sdk_core-7.2.1-py3-none-win_amd64.whl ^
https://repo.radeon.com/rocm/windows/rocm-rel-7.2.1/rocm_sdk_devel-7.2.1-py3-none-win_amd64.whl ^
https://repo.radeon.com/rocm/windows/rocm-rel-7.2.1/rocm_sdk_libraries_custom-7.2.1-py3-none-win_amd64.whl ^
https://repo.radeon.com/rocm/windows/rocm-rel-7.2.1/rocm-7.2.1.tar.gz
ROCm用torchのインストール
pip install --no-cache-dir ^
https://repo.radeon.com/rocm/windows/rocm-rel-7.2.1/torch-2.9.1%2Brocm7.2.1-cp312-cp312-win_amd64.whl ^
https://repo.radeon.com/rocm/windows/rocm-rel-7.2.1/torchaudio-2.9.1%2Brocm7.2.1-cp312-cp312-win_amd64.whl ^
https://repo.radeon.com/rocm/windows/rocm-rel-7.2.1/torchvision-0.24.1%2Brocm7.2.1-cp312-cp312-win_amd64.whl
ComfyUIのrequirements.txtのインストール
.venv\Scripts\python.exe -m pip install -r requirements.txt
torchが正しくインストールされているか確認successなら成功
python -c "import torch" 2>nul && echo Success || echo Failure
ROCmが正しくインストールされているか確認Trueなら成功
python -c "import torch; print(torch.cuda.is_available())"ComfyUI-Managerのインストール
ComfyUI-Managerをインストールしてください。もAIにお願いしました。
cd custom_nodes
git clone https://github.com/ltdrdata/ComfyUI-Manager.git
cd ..
ここまで適時コマンドの実行に許可をするだけでほぼ自動的にやってくれました。
起動用バッチファイルの作成
Radeon環境で安定して動かすための設定を含めたバッチファイル(run_comfyui_rocm.bat)を、ComfyUIフォルダ内に作成までしてくれました。
以下の内容をComfyUIフォルダ内に作成してください。
@echo off
cd /d "%~dp0"
@rem Radeon用の環境変数設定
set HIP_VISIBLE_DEVICES=0
set HSA_OVERRIDE_GFX_VERSION=12.0.1
@rem 仮想環境の有効化
call .venv\Scripts\activate.bat
@rem ComfyUIの起動
python main.py --highvram
pause
注意事項として、RX9070XTでの動作を想定しています。
それより古い世代のGPUではset HSA_OVERRIDE_GFX_VERSION=12.0.1の記述が違うのでたぶん動かないです、AIに相談してみてください。
set HIP_VISIBLE_DEVICES=0が内蔵GPUを指している可能性があるので
バッチファイルを起動したときのログを確認して
Device: cuda:0 AMD Radeon RX 9070 XT : native
といった部分がちゃんとGPUになっていなければset HIP_VISIBLE_DEVICES=1に変更してみてください。
補足情報 ComfyUI-Managerのsecurity_level設定
ComfyUIの起動に成功したら、一度ブラウザもターミナルも閉じてComfyUIを終了してください。
ComfyUIフォルダの中の"ComfyUI\user__manager\config.ini"のsecurity_level = normalをsecurity_level = weakにしてください。
お疲れさまでした。これでComfyUIの環境構築は終了になります。
あとは好きなモデル、ワークフローを導入して楽しんでください。
[!NOTE] この記事自体も、Antigravity ととの対話を通じて作成しました。AIエージェントが「自分の紹介記事を書くのを手伝う」という、少しメタな試みでもあります。